サチ子さんと庭先料理人の終わらない夜

サチ子さんと子供達に「おいしい!」を言わせるため、庭先料理人ぢゃづの右手と財布が今日も火を噴くのだった。

Heavy Smokers

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そういえば燻製器ってウチに何台あるんだっけ?

ふとそう思って庭の物置を開けてみました。

あ、私毎回庭で活動してますけど別に物置に住んでいる訳じゃないですからね。

 

そんな訳で今回は「私の燻製器の変遷と選び方」についてお届けします。

 

1.中華鍋(熱薫・チップ専用)

トップ画像のものですが、これから全ては始まったのでした。まぁそういう方が多いと思うんですが、ポイントは2つ。

①ガラス製の蓋

これ付属品じゃないんです。ホームセンターに行って、大きさが合う物を鍋とセットで購入しました。画像右上に小さい穴が開いていますが、ここから水分が抜けるんですね。残念ながら温度計が入るサイズではないです。煙が気になる人はアルミホイルを棒状に丸めて塞いでも良いと思います。

勿論燻製中に中が見えますので、蓋に水滴が付いてきたなとか、そろそろ火を止めても良いかなとか、加減が分かるのも初心者には有難いです。

②網の大きさ

まず中華鍋の直径が32cmなんですが、確か最初に買った網は24cmぐらいの丸網でした。結論から書くとこれはもう全然駄目でした。

小さいということは網が底に近い位置、つまりチップに近い位置にあるということで、煙だけでなくエグみのようなものも全部付いてしまうんですね。それで今入っている網(28cmぐらい)に買い換えて、ようやく使えるようになりました。

 

<メリット>

・安い・お手軽

<デメリット>

・IHで使えない

・肉の脂がどうやってもチップに落ちる→その煙が食材に掛かると雑味になる

 

まぁIHで使えないんだからもう使うことはないと思われます。

 

2.BUNDOK スモーク缶(温燻/熱燻・スモークウッド/チップ兼用)

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 中華鍋だとチーズは溶けちゃうね、というので温燻用に購入したもの。

これは悪くない一品でした。

 

<メリット>

・温度計が付いて3000円を切る価格(上蓋の穴に挿して使います)

・下の窓からチップやウッドを出し入れできるので煙が逃げにくい

・下の窓及び上の蓋をずらしたりすることで温度調整がしやすい

 

<デメリット>

・食材の出し入れが上からだけなので、一番上の網を外さないと下の食材が取れない

※下の方が熱源に近いので短時間で燻製するのに向いているんですが、長時間燻したい上の網のものを一度外さないといけないのが不便なのです。

・網が2段しか無いのが惜しい

 

でも3000円アンダークラスの初心者向けとしては良く出来た部類だと思います。ちょっと今後別の使い方を考えているので、これは手放さずにおく予定です。

 

3.UNIFLAME フォールディングスモーカー FS-600(温燻/熱燻・スモークウッド/チップ兼用)

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何故ケースから出さないのかってそりゃ面倒だったからです。

まぁ先日の記事で画像出したばかりだし良いよね!ウン良いよ!

 

<メリット>

・汚れが付きにくい・洗いやすい

・縦長なので熱源から遠いところでじっくり燻しやすい(温燻)

※冷燻も不可能ではないですが、やるには色々工夫が必要です。この辺りはまたいずれ別の機会に。

・天板にキッチンペーパーを挟むクリップ、チップ上に汁受け皿があり、食材に水滴が垂れたりチップに脂が落ちる心配がない。

・・・正直メリットは多すぎて書ききれないので、他の方がAmazonなどで書いているレビューでも見て下さい。

 

<デメリット>

・前面の扉が大きいため、開けると一気に煙が漏れる・温度が下がる

※チップで長時間燻す場合、途中で何度かチップを継ぎ足さないといけません。ただこれはスモークウッドを使用すれば解決できる問題ではあります。

・意外に細身なので、大きな肉などは吊るせば良いが、平たいザルや皿に入れて大量に燻したいもの(私の場合挽き肉やナッツ)には不向き

 

ただ作りや使い勝手の良さは多分最高峰でしょう。これは一生愛用すると思います。

正直もっと大きいものを考えたこともあるんですが、作りとか設置場所の問題から止めました。自作も考えましたが、庭に木製の巨大なスモーカーを設置、なんてことをした日には「でくの坊を2つも置いておくスペースはウチには無いんだけど」とサチ子さんに詰め寄られる自分の姿が容易に想像出来ます。

まぁ使用頻度を考えても、これより大きいものを使いたいならその時に段ボールで簡易スモーカーを作る方が良いかと。

 

4.ホームセンターの小鍋+SOTO キッチン用燻煙網 ST-142(熱薫・チップ専用)

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IHになってから中華鍋が使えないため、台所での熱燻用にと思って購入したもの。

鍋の直径が22cm、燻製用の脚付き網が20cmと中々のフィット感です。結構深さもあるので、何度か燻製チャーシューを作ったりしたんですよね、ええ。

 

<メリット>

・軽い・かさばらない・楽々取り回せるサイズ感。

・凹凸がないので洗いやすい

<デメリット>

・中華鍋同様、脂がチップに落ちるのを防ぐ手立てが無い(一応チップにアルミホイルを掛けたりしましたが、横から侵入する脂は防ぎようが無いのです)

 

脂がほぼ出ないものを燻すには、その気軽さから使いやすい一台ではあります。

日曜の夕方に「何かつまみが欲しいな」という時、洗い物や何かを考えるとこのサイズは燻製のハードルを下げてくれます。

この「ハードルを下げてくれる」というのは実は非常に重要だと思います。天麩羅は確かに食べたいけど台所は汚れるし片付けは面倒だし、と渋るサチ子さんに「大丈夫だから!片付けまでオレがやるから!」と説得している時などに特に実感するんですよね。

 

5.snow peak コンパクトスモーカー(熱薫・チップ専用)

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まず大前提として。

私、実は以前からこのスノーピークというブランドが好きじゃないんです。

勿論人気はあるのは知ってますし、品質もきっと良いんだろうと思いますけれど、どうもブランドイメージがしっくり来ない。自分に合わないというだけですけれど。

 

そんな私が、それでもスペックや画像、数々のブログを見て「コレだ!」と思って注文したのがこのコンパクトスモーカーだったのでした。

 

<メリット>

・汁受け皿がある

・丁度良い大きさの上、網が2段あるため一度に大量に燻製可能

 

<デメリット>

・温度計が入れられない+蓋に上がった水滴を避けられない

※このため改造して使っている方が多いようです。

・本体に網固定用の突起、汁受け皿に細い脚があり、たわしでガシガシという洗い方はしにくい

・アルミホイルを敷いて使うと結構汚れる上に汚れが落ちにくい

 

実はこのスモーカー、もう私の手元にはありません。

実際使うまで気付かなかったのですが、私のところに届いたものが不良品だったんですね。片手では蓋がちゃんと閉まらない個体でした。

それでア○ゾンに相談したら「それ在庫の最後の一個だったから交換じゃなく返品で」となった次第。一度使ったスモーカーなのに?!と思いましたが、正直にお伝えした私の潔さにアマ○ンの中の人が惚れ惚れした、ということなのでしょう。

 

「入荷するのを待って再購入」というのも考えましたが、上記のデメリットが気になったのと、やはりスノーピークと私は一生折り合わないんじゃないか、という気がしたので中止したのでした。

そんな訳で今でもぢゃづ家にはスノーピークの製品は一つもありません。もし今度買うことがあったら即座にご報告致します。

 

6.Camerons Stovetop Smoker(熱薫・チップ専用)

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 数々のキャンプ動画などを見ていると、このメーカーのものが良く登場するんですよね。

但し人気なのはこのモデルではなく、一回り小さい「ミニ」が付くモデル。

 

勿論どちらにするか迷いました。が、こちらの記事で紹介しましたように、大量のミックスナッツを一度に作りたい私にはこれしかないと判断したのです。

実際使ってみて、500g級の挽き肉とかナッツを一度に燻せるのはコレか段ボール自作しかないと思います。ミックスナッツは週イチで作るので、私には合っている製品でした。

 

<メリット>

・これはもう上に書いた通り。またハンドルを横に畳めるのも収納面、調理時にガス台で縦置きする場合の両面で地味に助かります。

・メリケン!な感じが素敵。

 

<デメリット>

・蓋がスライド式なので開ける時に水滴が食材に掛かる(マグネットでキッチンペーパーを留めるやり方も構造上出来ない)

※蓋を少しだけずらしてスモークすればある程度水分が逃げるので軽減可能です。

・背の高いものはスモーク出来ない。ベーコンブロックとかゆで卵がギリギリのラインじゃないでしょうか。

・チップと汁受け皿が密着する構造のため、汁受け皿の裏と本体底面が激しく汚れる。アルミホイルを使うと更に悪化する

 

これ使っていて一番ブルーになるのが洗う時なんですよね。ちゃんと対策するのを忘れて使うと黒いタールが上述の場所にべったりと付着するんです。燻製前の風乾をしっかりするとか本体を良く乾燥させるとかアルミホイルを使わないとかすれば軽減出来るんですけれど。

(アルミホイルを敷いて使うと良いよ、と書いているブログなどが多いですが、こと汁受け皿がある熱薫用のスモーカーに付いては逆効果だと思った方が良いです)

 

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ちなみにこの汚れ、洗剤では落ちません。古いガムみたいな固形物がべったり貼りついている感じなので。ですからひどくなってきたら月イチペースで「耐水ペーパーで磨く」ようにしています。これで綺麗になるのは実証済み。

 

それでも使い続けているのはやはり「コイツにしか出来ない燻製がある」から。

恐らく今後も使い続けていくことでしょう。

 

そんな訳で私の燻製器の変遷を辿ってみましたが、こうしてみると温燻/冷燻用にはユニフレームのスモーカーで一つの完成を見ているのに、熱燻用のスモーカーについては決定打に欠ける気がしますよね。

 

でもこのタイミングで私、出会ってしまったのです。

私の不満点を全て解消してくれる七代目のスモーカーに。

 

長くなりましたのでそれについてはまた後日と致しましょう。

真面目に長い記事を書いていたら頭痛がしてきました・・・。